【大型犬？】虐待

　今度は千葉県松戸市で「犬18匹　劣悪環境（糞尿が床に4～５センチ堆積）で飼育」、動物愛護法違反で５４歳の男性が逮捕された。保健所は２０１５年から指導を続けてきたが、飼育環境が改善されなかったため、警察も介入して逮捕。犬は協力団体に保護されたとのこと。男は、ペットショップで秋田犬とセントバーナード計３匹を購入し、去勢手術を行わなかったため増えたようだ。不衛生な認識はあったが「毎日餌やりもし、すべての犬に愛情をもって接していたので虐待はしていない。」と供述しているとのこと。

　これも考えさせられる事案です。容疑者の「動物を飼うこと」に対する考え方というか感覚、購入者の実態を把握しないで販売したペットショップ、また、対面販売は義務付けられているが、購入者の価値観を販売者側がどこまで把握できるかなど。販売者であるブリーダーにとっても考えさせられます。

　千葉県で連続して摘発されたことは、恥ずかしいことですが、動物愛護法改正がきっけけとなり、このような摘発が進んでいるとしたら、（動物が保護されたという事実から）改善にはつながっていると言えます。全国レベルでみるとまだ氷山の一角かもしれませんね。