【アリス】人工交配から

　当犬舎もブリーダーを始めて6年目、スィートコテージの西村さんや息子さんに色々教えてもらいながら、外子も含めて20頭近くお迎えをいただくことができました。お陰様である程度の実績を積み重ねることはできましたが、「交配はやはり難しい」。ということで、当犬舎スタッフのブラッシュアップも考えて、産科のある動物病院に「人工交配」をお願いすることにしました。事実だけお話しておくと、種雄（北斗）とブリード犬（アリス）には、不妊治療的なことは一切していません。母体のホルモン検査を4回、その数値に合わせた交配を2回のみ。ある先生は「これでも受胎できないこともある」とおっしゃっていました。最後はやはり、”神様からの授かりもの”ですね。それは、排卵数は母体によって違うし、同じ母体でも毎回生まれる頭数や雌雄の割合の違いがそれを証明しています。今回の経験や教えていただいた情報は、私たちにとって大変大きな財産になりました。片道1時間半以上の車移動は、私やワンコたちにとって楽ではありませんでしたが.....。今回、獣医師経験5０年近くの院長先生から、「北斗君」は今までにいない種オスだったと誉めていただいたこと、他の獣医師さんや看護師さんからも「北斗君、アリスちゃん、かわいくていい子ですね」と声をかけていただいたこと、病院でたまたまお会いした市原の英国Gのブリーダーさんから北斗を誉めていただいたことなど、嬉しいことがたくさんありました。また、以前、甲状腺検査をしていただい茨城の獣医師さんが「交配は難しい。でも、最後はブリーダーさんの経験による見極めが重要」という言葉など、この数か月、今後の励みになることがたくさんありました。次は、3人で協力してアリスの出産に集中していきます。その前に、明後日からは二人の息子さんに世話になりながら、西村さんと長野方面充電旅に行かせてもらいます。