【チワワ君】兄になる

千葉日報新聞では、定期的に「ワンコのわ（話，和，輪）」という記事が特集されいる。千葉市のドッグスクール代表の方が書かれている記事。今回は、通われている好奇心旺盛でエネルギッシュだが、月齢のわりに少し怖がりで慎重な面もあるチワワ君の話。物に対する執着心も出始めていたので、成長に伴い発達する自我や恐怖心に負けない様、「彼の心を満たしつつ社会性を育んでいく」を目当てに取り組まれた。最初は怖がったり、グイグイ行き過ぎて嫌がられたりしたこともあったが、徐々に交流できるようになってきた。チワワ君が1歳になる頃、トイプーのパピーをお迎え。無遠慮な弟君にチワワ君が苛々するのではとスクールでもお家でも少しずつ一緒にいる時間を増やしていったそう。案の定、弟君は元気いっぱい絡むが、チワワ君は落ち着いて対応していた。でも、あまりにしつこいと一喝。愛情と尊敬と信頼関係、2頭を見守る飼い主さんの影響も大きいのだろう。

当犬舎でも、吹雪がシャロンに母親のように接したり、モカがシャロンにワンプロ仕掛けるとシャロンはあしらいながら遊んであげている。海斗が北斗に甘えるようにワンプロしかけても北斗はやらせている。あまりしつこいと一喝。それぞれ、違いがあったり共通点があったりして面白い。同じゴールデンでも相性もあります。

メリットや楽しみも多い多頭飼いですが、難しいことも少なくない。平等の愛情をベースにケースバイケースで対応していくことが肝要。ゴールデンの一例として、活動量の多い犬種との多頭飼いの場合、一緒に遊んでいるとゴールデンが活発な方に合わせてしまい、気づかないうちに体に負担がかかってけがにつながってしまうことがある。ゴールデンが後住犬の場合、股関節を痛める危険性も増す。成犬前であればなおさら...。飼い主の責任において、適切な配慮のもと進めながら、多頭飼いの幸福感をわんことともに味わってほしいですね。

動物行動学者、獣医師、ドッグトレーナー、多くの方が発信しています。いろいろ読んでみると、多頭飼いだけでなく、一頭飼いにも役立つことも多いです。