【関節系】やはり心配ですよね

　ゴールデン（大型犬）は、生後5ヶ月までに主要な骨格構造が発達し、体重は成犬の半分ほどになります。今までの子たちも同じ傾向でしたが、シェリーとマノンも足が長くなってきている感じです。大型犬は生後5、６か月から8、9か月までに急速に骨格が成長すると言われています。人間で言えば伸長期にあたるのかもしれません（犬の伸長期・充実期に関するレポートは見つかりませんでしたが.....）。その後は成犬の体重(大型品種では出生体重の約70倍)に達する生後8〜9か月までに急速に骨格が成長し、その後は筋肉や骨格、臓器がさらに成長していきます。そして、大型犬の場合およそ生後15か月で成犬の体が出来上がると言われています。（もちろん個体差はありますが.....。）特に大型犬は生まれてから8～9ヶ月になると筋肉の発達によって骨格への負担が増して、股関節形成や肘・膝関節などの炎症が心配されます。この時期は生活面・環境面への配慮とともに、関節の発達を支える栄養も特に考慮する必要があります。当犬舎ではグルコサミンやコンドロイチンが配合されたパピー用のフードに加えて関節用サプリ（コセクイン）をあげています。シェリー＆マノンは今のところ「モンローウォーク」、「ピョンピョン走り」はしていませんが、ドッグランでのワンプロは激しくならないように気を付けています。飼い主が心配し過ぎてもいけませんができる配慮をしていきましょう。股関節等関節系の心配な症状はやはり整形外科専門の獣医師、特に股関節の撮影は「Penn　HIP法」であれば16週齢から撮影診断して、早期治療ができるそうです。