【情報】高齢者とペット

　国立環境研究所と東京都健康長寿医療センター研究所の合同チームが１万人以上（介護認定を受けていない者）の高齢者にペットが及ぼす調査を行った。結果は、犬を飼っている人は飼ったことがない人に比べて介護の発生や死亡するリスクが半減することがわかったそうです（２０１６年から２０２０年まで継続追跡調査）。これまで盲導犬や介助犬、セラピードッグなどが活躍している例はたくさん聞きますが、健康に問題のない一般住民を対象とした調査は少ないそうです。一方、猫を飼っている人と飼ってない人との比較では差が見られなかったそうです。愛猫家には残念な結果ですが、その要因はわかっていないようです。お世話の内容やペットを通してのコミュニケーションの違いなどが考えられそうですね。

　私も、昨年７頭のベビーに一斉に抱きつかれたときには、免疫力が上がり特別な高揚感を覚えたのを今でもはっきり思い出せます。ひょっとしたら寿命が延びたかもしれません。

　高齢になると、散歩など飼育の限界の問題を考えなければならない現実はありますが、欧米のようにペットを受け入れるシェルターが日本でも定着してほしいですね。