【社会化期とお迎え時期】Vol.1
2022/07/31
社会化の時期については研究者によっても異なるようですが、私が読んだ文献から紹介します。新生子期(生後0日齢~2週齢)、移行期(2~3週齢)があり、その後の4~13週齢ごろ(生後3か月+1週)が第一社会化期だそうです。
子犬は、鼻、耳、目などの感覚器官が動き出し、自分で動き回れるほどに成長した(ハイハイが始まる)頃から社会化期が始まると言われています。このころの子犬は、母犬の保護のもと、親から行動制限されながら、兄弟との遊びの中でコミュニケーション能力を発揮させます。この時期の子犬は、脳の偏桃体が未発達なため警戒心が薄く、好奇心が旺盛です。したがって、興味のあることには積極的に行動に出ます。相手に近寄りたいと思えば、積極的に近寄ります。遊びたいと思えば、積極的に相手に絡んでいきます。こうした行動の中で、相手とうまくやるために自分がどう振る舞うべきかを学習します。遊びに誘うサインや噛む力加減などを身に付けていきます。相手が物でも同じように学ぶそうです。色々な物に好奇心を示し、積極的に近寄ったり触ったりして安全か危険かを学んでいきます。この時期は、恐怖心や警戒心が低いので、多少の怖い思いも柔軟に対応し、慣れることができます。
そして、この第一社会化期の中の6週齢~9週齢を「感受期」(学説によっては「臨界期」)と呼びます。感受期は第一社会化期の中でもっとも重要な時期です。”超”が付くほど好奇心が旺盛なので、いろいろなことにトライできる時期でもあります。この時期の経験は永続化するとも言われ、他の生物への愛着、自分が犬であることの自覚、生活環境への慣れが進みます。こうした慣れが安定するこの時期までは親元で兄弟と共に暮らす必要があるということです。反対にこの時期よりも前に親犬や兄弟から引き離されると、愛着や自覚、慣れが阻害され、脳の健全な発育が不安定になりがちです。【Vol.2(後日掲載)に続く】
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