【大川小映画】公開
2023/02/19
東日本大震災で児童74人、教職員10名が犠牲になった大川小学校の裁判を巡るドキュメンタリー映画「『生きる』大川小学校津波裁判を闘った人たち」が、昨日から新宿の劇場で公開された。23都道府県で上映予定、残念ながら千葉は今のところ予定がない。当時学校現場で子供たちの命を預かっていた身としては、避難所に指定されていたとはいえ、避難指示の放送も繰り返されていたのに、51分も何故校庭にとどまってしまったのか、「自分だったら高台に避難できただろうかとか、いやしなければいけないとか」いろいろなことを考えさせられた。4年後の2015年、慰霊の気持ちと「自分への戒め」として訪問させていただいた。「裏山の斜面は70名の児童を引率避難できたのか、一次避難から40分以上あったのだからできただろうとか、2次避難所は橋のたもとの高台だからそこへ行くのが避難マニュアルだとか、2次避難場所までもっと早くいけば川を上って来る津波も見えて、3次避難ができたんじゃないかとか」あとから考えればいろいろ言える。ただ、判決では「同小の校長らには児童の安全確保のため、地域住民よりもはるかに高いレベルの防災知識や経験が求められると指摘。市のハザードマップで大川小は津波の浸水想定区域外だったが、校長らは学校の立地などを詳細に検討すれば津波被害を予見できたと判断した」とある。私の勤務校は利根川流域の低地で銚子の川口から30km上流だったが、前任者はすでに避難マニュアルに「高台避難」を加えて改定してくれていた。でも、あの訪問で現場に立って、改めて気持ちを引き締めることができたと思う。
当時5年生だった生存者の一人只野哲也さんは、今年23歳、「Team大川 未来を拓くネットワーク」を設立し、震災遺構指定の取組や事実を次の世代に残そうという活動を進めている。来月には12回目の”3.11”である。自分や家族の中で風化させないために、犬舎としての防災確認をしていこうと思う。ペットを飼っている皆さんは同行避難できるところを確認しておくことも大切ですね。
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環境に配慮した犬舎を千葉県で
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