【三つ子の魂百までⅡ】環境によって決まる犬の性格とは？

【環境によって決まる犬の性格とは？】「（獣医師　茂木千恵氏監修）犬の性格はいつ決まるの？」から引用
　怖がっている犬の後天的な性格が決まるのは、生後3週目から1年半くらいまでの期間である。後天的な性格を決定する要素の中でも、特に飼い主の関わり方と環境は大きな影響を与える。関わり方の例と、それによって犬が受ける影響は以下の通りである。

1.飼い主の態度が変わる
犬は飼い主に愛情を持って接してもらいたいと考えているため、家族の一員として扱ってもらえると安心感を覚えru。しかし、飼い主の態度がコロコロと変わってしまうと混乱を招いて不安を感じやすい性格になってしまう。それだけでなく、自分にとって好ましい状況を作る欲求が強まり、飼い主をコントロールしようとしたり、状況をコントロールしようとしたりすることがある。

２．叱られない、しつけをしない
どんな行動をとっても叱られない、どんな要求も通る環境で育った犬は、自己主張が強く攻撃的になりやすい傾向にある。

３．出入りの激しい家庭で育つ、体罰を受ける
落ち着かない家庭で育ったり体罰を受けて育ったりすると、飼い主に対しても警戒心が強くなったり、神経質な性格になったりする。

4.  犬同士のコミュニケーションがある

生まれた家から他所の家に迎えられるまでの時期（だいたい生後3週目から7週目までの社会化期前期）に親兄弟と一緒に過ごすことで、犬は犬同士のコミュニケーション方法を学ぶ。噛む力の加減や犬同士の序列の認識などといった社会性を身につけて、社交的な性格になりやすくなる。