【シリアスブリーダーとは?】
2026/07/15
シリアスブリーダーとは、「利益の追求よりも『犬種の保存』や『犬質の向上』を最優先とし、計画的かつ真摯に繁殖を行う専門的なブリーダーのこと」と定義されている。
流行や「見た目の可愛さ(極小・レアカラーなど)」だけを求めて乱繁殖する業者とは異なり、その犬種が本来持つべき骨格、気質、健康状態などの「スタンダード(犬種標準)」を厳格に守る「犬種の番人」としての役割を担っている、と言われるように”社会的役割”がある。
先日、親しくさせてもらっている獣医師が「ミックス犬」に対して警鐘を述べていた。「遺伝的特性の中には犬種ごとに長所と短所があり、交配によって両方が遺伝していく可能性がある。もちろん、「犬の性格の50%は遺伝」と言われているので、性格の短所も遺伝する。売れることだけを目的に見た目の可愛さだけを求めている日本のミックス犬は間違っているし、このままいくと日本のブリード業界はとんでもない状況になってしまう。」獣医師の75%以上が同じ考えを持っているというデーターも発表されている。でも、JKCは「血統書を発行しない」だけ。環境省もしかり。
なぜ「期待と現実のギャップ」は生まれるのか
ミックス犬(欧米ではデザイナードッグ)がこれほど支持される背景には、SNSやメディアを通じて、「理想的な家庭犬」として分かりやすく伝えられてきた側面がある、と言っている。たとえば「プードルの賢さと抜け毛の少なさ」に、「マルチーズの愛らしさ」を掛け合わせたような説明は、とても魅力的に響きである。つまり、犬の個体差や不確実性よりも、「飼いやすそう」という印象を前に出しやすい。
飼い主が陥りやすい「3つの神話」
その結果、多くの飼い主が無意識のうちに、次のような通説を信じてしまいがち。
健康神話:異なる犬種を掛け合わせれば、遺伝病のリスクが自動的に下がるという誤解。
性格神話:両親の穏やかさや賢さなど、良い性質だけを受け継ぐという期待。
被毛神話:抜け毛が少なく、アレルギーも起きにくいはずだという思い込み。
いわゆる「正常バイアス」が働くのであろう。これを禁止できない行政にも問題があるが、購入者のこういう心理も問題の要因になっている。
最後に1989年、ラブラドールとプードルの交配によりラブラドゥードルを生み出した
ウォーリー・コンロン氏(90)は、意図せず「フランケンシュタインの怪物」を解き放ってしまった――。オーストラリア放送協会のポッドキャストで後悔の念を表明している。
反対するだけでも解決にならないようですね。
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